ガバナンス論

2010ガバナンス論/演習始まる

またガバナンス論の季節がやってきました。元履修生のvanyaです。 このブログ、なぜかまだ閉鎖していません(笑) 「ガバナンス」とはどういう意味か、というストレートな課題が出されているようです。 素直に第一回の講義の復習をせよということなのでしょ…

合意形成についての私的見解(本日の発表・質疑応答)

「合意形成って何ですか?」という質問をid:tetsuyasatoが受けて、後の方で話題になりましたが、「合意形成」って説明すしようとすると厄介ですね。「選挙は合意形成なのか」みたいな話で盛り上がっていました。 合意形成を考える 議論の便宜のため「ガバナ…

グッド・ガバナンスかどうかをどうやって評価しますか――当事者意識の形成という観点から――

先週のガバナンス論は「合意」だったそうです。 授業形式について一部で不満の声を聞きますが、直接言ったらいいと思います。 >ガバナンスにおける合意プロセスで最大の課題は,参加している人たちがどれだけ当事者意識を持っているかということでしょう 赤…

今年も始まったみたいですね(2009)

毎年、ポータルページのURL変えられると困りますね(笑) こちらです。 http://gov.oops.jp/ このブログも細々と書き続けて、よく分からないけれど、はてな市民(銀)として認められ、グリーン・スターとかいうヴァーチャルなアイテムを頂きました。hatena s…

情報学部でガバナンス論をやる意味

情報学部でガバナンス論をやる意味について考えることがあったので今回はそういう話です。普通、情報っていうとパソコンとかネットとかITのイメージがあるでしょう? ただIDプログラム*1ではそれ程ITを強調しないですし、元学部長が「石ころも(人によっては…

ボランタリーな活動と持続可能性――演習「J-文庫プロジェクト」――

今回の演習は「J-文庫」が題材でした(吉田の物置に資料があるはず)。 J-文庫のように学生による自発的な活動は制度化されておらず、「やりがい」や「情熱」がインセンティブ*1となって維持されています。ですから、図書館のように維持・運営されている状態…

【比較講義録】ガバナンスの定義

本日、吉田先生の講義で”2つ目の”ガバナンスの定義が出てきましたので、比較してみることにします。 初回のガバナンス論講義*1は、 Governanceの辞書的な意味と定義 国連によるグッド・ガバナンス(8つの基本的性格) ガバナンスのメリット・デメリット の…

2008年度ブログ演習開始

本年度もガバナンス論演習でブログ演習が始まりました。 ガイダンスは全体的に落ち着いた雰囲気で、特筆すべきトピックと言っても”スターマリオ”*1くらいしか思い浮かばれません。 それはそうと、たまにISの人に「ガバナンスって何ですか」って聞かれます。 …

ポータルサイト消滅!?

http://www.akaokoichi.jp/index.php?ID=881&err=0#comment 今年もガバナンス論のポータルブログが消えてます。 電子情報って呆気ないですね。 7/24日付のエントリに7/28日付で悲痛の叫び(初コメント)を書いているのが興味深いですね。 これではあまりに受…

パネルディスカッション終了

鳳凰寺恭子さんが早速リポートしています。 授業前、学生会の人が自転車問題についてアンケートを取っていたけれど、パネルディスカッションを聞くよりもあっちの方がインパクトがあったのではないかと感じます。 自分なりのガバナンスのイメージを掴むこと…

社会をデザインする

ID=情報社会デザインプログラム IDのコア科目=ガバナンス論 デザインされた社会で生き抜くことと 社会をデザインすることは、違うと思います。 そういえば、2〜4年のチャリ使ってる人にとってはめんどい規制だろうけど、1年生はどう思ってんだろ?1年…

Remember Three-Ten(スリー・テンを忘れない)

ヨシダ先生のブログより。 今年も、スリー・テンゲームを行ったみたいです。 「リアリティ」というキーワードに着目してエントリを書きます。 「生存をめぐるガバナンス」と表現するのと「スリー・テンゲーム」と表現するのでは大きく違います。ゲームと表現…

IDプログラムとアーカイブズ

アーキビストは情報によって社会をデザインする人です。 アーキビストは歴史に対して責任を持っています。 歴史を構成するものには記憶と記録があります。記憶は数世代までしか伝達されませんが、記録は数千年単位で保存されます。 【記憶】→【歴史】→【消滅…

いじめ問題における包括的なガバナンス

今日はいじめ問題について考えます。 いじめ問題の重要な対策は閉塞的な人間関係を風通しの良いものにし、もし起こってしまった場合は、いじめに直面した当事者をケアすることが重要です。また日頃から他人を思いやる文化を育てていくことが必要です。 いじ…

演習:大学祭とガバナンス

大学祭はガバナンス論の観点からすると、様々な問題を孕んでいます。 今回はその中で「模擬店の学外団体参入を認めるべきか否か」についての議論でした。 先生方のコメントは概ね予想通りでしたが、ディスカッションは想像よりも活発だったので、提題者なが…

パネルディスカッションから1週間

IDのコア科目は次回のテストで幕を下ろすわけですが、私のこの半期を振り返ってみれば、実にガバナンス中心だったように思います。自分自身の問題設定の影響が多分にあるのでしょうけれど。 「メディアスタディーズ」を受講して新たなガバナンスの問題点を…

ガバナンスと私―パネルディスカッションに向けての覚書

7月になり、「ガバナンス論」もそろそろ終わりです。最終試験(評価の55%)を間近に控え、知識の整理をしなければいけません。果たして整理されるかどうか。 統治ガバメントとの比較の中での協治ガバナンス 佐藤先生のウィンター・サバイバルの回にて、グルー…

憂鬱の終焉

例のオンラインゲームが終了し、しばらく更新頻度が落ちていたブログ演習に復帰できるか・・・と思いきやテストが近いんですね。少なくとも週に2回、更新せよという赤尾先生の御法度が有名無実かしている現状、いや、無名無実か・・・。ともかくとして、オンライ…

私的オルタナティブ・ジャーナリズム本質論

最近、色々な授業が相互に関連してきて大変当惑しております(境界線が曖昧)。主たる元凶は「ガバナンス論&演習」と「メディアスタディーズ&演習」なのですが・・・。教員の「伝えたいことがたくさんあるのに伝えきれない感」がひしひしと伝わってくるのです…

合意か政策決定か

インクリメンタリズムが一番よく分かった話でした。今ブログ演習で話し合っている[プログラム制]はインクリメンタリズムをモデルに議論が進んでいます。タタキ台が現行のプログラム制です。 [パコメ]はどうでしょう? ”パブリック・コメントの意義と可能性”…

懐かしの「社会システム論Ⅰ」

今日の「ガバナンス論」を振り返ってみようかと思います。 単なる感想ですが、非常に「社会システム論Ⅰ」臭かったです。なるほど、ここで繋がってくるんですね。「社会システム論Ⅰ」は藤井先生曰く”力をいれている割に授業評価の低い科目”だそうです。 話が…

グッド・ガバナンスとソーシャル・キャピタル

今日で演習じゃない方の「ガバナンス論」の吉田先生パートが終わりました。国連の提唱するグッド・ガバナンスを前提にガバナンスの前提になる考え方やメリット・デメリットなどについて考えさせられました。 今回「吉田先生のガバナンス論(≒国連のグッド・ガ…

他利的な快

今日の講義にあった功利主義のことです。 合意というのは意志が一致することです、意見ではなく。従来の〈民主主義〉にある多数決のしくみの中では、少数意見を持った人は多数意見に従わざるを得ません。つまり意志決定のプロセスに合意が含まれていないので…