心のマネージメント、知識社会のガバナンス

図書館マーケティング42「心理学の時代」
http://soslibrary.exblog.jp/5717539

情報モラルデザイン論で矢野先生の喋っていた「個人の選択消費の時代」を思い出しました。
図書館的な問題意識として機会損失に集約する考え方なるほどなぁと感心しました。


心理学や経営的視点というのはISプログラム的な問題意識ですが、ガバナンスの観点からも注目に値すると思います。
行政も経営的な視点を持つべきだと言われ、企業もコンプライアンスだの社会的責任だのと言われる昨今、ガバナンス的領域とマネージメント的領域の相互侵食が起こっているように思われます。
利用者(市民)の図書館に対する心の在り方をマネージメントすることそれ自体が知的な社会形成に大きく影響を及ぼすでしょう。
指定管理者制度の問題に引きつけて考えるのならば、企業の社会的な責任というか、指定管理者のガバナンス的な観点からのポリシーを公に対して明確化する必要があるはずです。
行政主導で経営されている図書館は言わずもがな。