2009-01-01から1年間の記事一覧

情報学のゆくえ(1)

情報学部というところにいて、自分が学んできたことが他のどの学問でもないことに今更ながら気付かされます。かと言ってそれを情報学と言い切れる自信もありません。 「情報学会」という学会はありません。情報処理学会や社会情報学会ならばありますが。純粋…

非ITから「情報」を語る

恭子さんが便乗してくださったので、更に便乗してみましょう。 私の主張は*1Webの中で閉じていたとしても(「長崎」のキーワードと修学旅行を楽しみたいという本人たちの意志以外は)情報検索/情報収集は可能である。しかし、Yahoo!などの検索エンジンが使…

目的に合わせて適切に情報検索することができる

ここに書くべき事でもない気がしますが、最近更新していないので。 「情報通信ネットワークやデータベースなどの活用を通して,必要とする情報を効率的に検索・収集する方法を習得させる」(情報A)〔参照〕 検索エンジンを使って「カテゴリ検索」「キーワー…

合意形成についての私的見解(本日の発表・質疑応答)

「合意形成って何ですか?」という質問をid:tetsuyasatoが受けて、後の方で話題になりましたが、「合意形成」って説明すしようとすると厄介ですね。「選挙は合意形成なのか」みたいな話で盛り上がっていました。 合意形成を考える 議論の便宜のため「ガバナ…

グッド・ガバナンスかどうかをどうやって評価しますか――当事者意識の形成という観点から――

先週のガバナンス論は「合意」だったそうです。 授業形式について一部で不満の声を聞きますが、直接言ったらいいと思います。 >ガバナンスにおける合意プロセスで最大の課題は,参加している人たちがどれだけ当事者意識を持っているかということでしょう 赤…

ブログ演習でのアメブロ率が高いことについて

嫌な予感がします。 ある論題に対して、他の受講者のブログを巡回して意見の分布を調べたいなぁと思ったとき、全てのブログがチェックできる状態である必要があります(特にとまとめエントリを作成するとき)。 私個人の経験則ですが、アメブロは「サーバの…

住民感情としてのプライバシー――ストリートビューにみる公と私

All clear for Google Street View ―― BBC NEWS 情報委員会(Information Commissioner)がGoogle Street Viewにある種のお墨付きを与えたようです。 BBCが引用しているDavid Evans氏の発言はこちら(PDF)です。 Information Commissionerなんて組織がある…

今年も始まったみたいですね(2009)

毎年、ポータルページのURL変えられると困りますね(笑) こちらです。 http://gov.oops.jp/ このブログも細々と書き続けて、よく分からないけれど、はてな市民(銀)として認められ、グリーン・スターとかいうヴァーチャルなアイテムを頂きました。hatena s…

春休みだからって

緊急車両も通れませんね(どうせバリケードがあるのだけれど)。 自転車は規制しておいて車は無法地帯ですか*1。 事故のない道路、犯罪のない国は存在しない。と。 以上、迷走するガバナンスの現場からお届けしました。 *1:尤も、和地山公園にはいつものよう…

教科「情報」学習指導要領改訂について

新しい学習指導要領「生きる力」 久しぶりのエントリが旬じゃないvanyaです。 意見というより旧学習指導要領との比較のまとめみたいなものです。 パブリック・コメントに間に合いませんでしたが、折角纏めたので後悔公開します。 概要 高等学校(中等教育学…