チャリ・クライシスは終わっていない!
鳳凰寺恭子の「蒼い書斎」より、恭子さんがまとめを書かれています(お疲れ様)。
色々なブログを見ていく中で、自分のご都合主義*1
を指摘しています。
折角恭子さんがまとめエントリを書かれたので、この議論に付け加えて、チャリ・クライシス及びそれ以後の〈交通規制問題〉について私なりの考えを述べさせて貰います。
問題認識
1については、よく言われていることです。交通対策委員会側は「予てよりの悲願だった」と言っていましたが、それならばお金が下りたときに備えて計画を練っているべきで、「強行実施」「疎外感」、そういった印象を今後与えないように努力すべきだと思います。*3
2については、恭子さんが指摘したとおりだと思います。実はこちらの方が根が深いのではないでしょうか。白線内にどうこう言うつもりはありませんが、明らかに迷惑な場所に駐めるのは規則上も道義上も認められないことだと思います。更に、交通問題を学校外部に押し付けているだけであるという議論は(大学と地域との社会関係*4に於いては重要な論点ですが)マナーの問題に還元できると考えます。
自転車通学者にとって不便になったというのは問題点です。恐らく最も根源的な問題点です。そうでなければ、チャリ・クライシスという〈問題〉は生じなかったでしょう。安全性と天秤にかけられては太刀打ちできないだろうとは思います。ただ、事故率がどの程度のものだったのかはっきりしないので「事故のない道路はない」という反論は温存したままです。
今後の対策
やはり最も根本的に問題なのは意識の問題です。共存相手が選択不可能な状況では地道な啓発活動が最も平和的な方策だと考えます。
啓発ビデオを制作して静大祭等でプレゼンするのもあり得る道筋だと思いますし、例えば交通規制反対の署名運動を展開すればそれ自体が啓発効果を生むことだってあり得ると思います。差し当たってポスターでも……。
学生会のアンケート活動が上手くいけば、交通対策委員会に対して「もう2度と勝手に決めないと書面で誓ってください」と要求することくらいはできるのではないでしょうか。
学生自治宣言
ここからは私の勝手な提案なのですが、
やはり1人1人がパブリックを意識して大学自治の精神を持つことが大事だと思うのです。大して難しいことではないはずです。例えば「どこに駐輪するか」考えることもその1つです。
そして以下の「学生自治宣言」はこうした交通規制などの問題に直面したとき、直面しそうになったとき、思い起こすようなテンプレート的な位置づけのつもりで考えました。
4つの柱
- わたしたちは大学の構成員として、大学全体の利益を理性的に考えます。
- わたしたちは自己の良心を信頼し、また他者の良心を信頼して意見を述べます。
- わたしたちは他の大学関係者と共に、よりより大学自治を築き上げていきます。
- わたしたちはわたしたちの立場を不当に利用しません。
8つの宣言(4つの柱をややかみ砕いた)
- 大学の自治に参加します。
- 大学のルール・モラルを遵守します。
- 自分勝手な態度はとりません。
- 正しいことを行います。
- 間違ったことには声を上げます。
- 伝統を受け継ぎ、よくない点は改善します。
- 自由と公正を守るために、他を尊重します。
- 大学の一員であることを自覚します。
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