プログラム制の論点とは?

パブコメは「パブリック・コメント制度の意義・可能性と限界」について、電子的”議論の場”は「市民の電子的“議論の場”を作る/活性化するにはどうすればよいのか」が論点となっていますが、「プログラム制」って論点は何だっけ?っていうお話です。

論点1:プログラム制のもとで実施されている授業に関して
 私もこの方向で議論していますが、cloudさんの「体験版・専門科目の授業を希望」に端を発していると記憶しています。sakuraamerica1さんの〈体験授業〉に対して「実際の授業を受講して判断する」において赤尾先生は”究極の"体験授業"”とコメントされています。moeruchisioさんは体験授業をe-learningでやってはどうかと、面白い提案をしています。
またカリキュラム自体の見直しとして赤尾先生から提案がありました。
1つが軽微なカリキュラム改正、いわゆる(なのか?)「情報学概論Ⅱ見直し運動」です。このあたりはcloudさんがうまくまとめています。(「概論Ⅱ」についても近いうちに書く予定です)
もう1つが大がかりなカリキュラム改正で、”「1年次にこんな授業を」という提言”をするというものです。例えばみそウーマンさんはマーケティング関係・知財法関係の授業を提案しています。(これについても、私を含め、「考え中」な人がいます)
恐らくカリキュラム・授業関係が、今最も主流な議論なのではないでしょうか。

論点2:プログラム制の柔軟性に関して
 この議論はフランソワさんのエントリーが始まりだったかと思います。赤尾先生も全体のブログで取り扱っていました。不眠症2号さんは早い段階で賛成を表明していました。またMt.富士さんは試用期間を設けてはどうだろうかと提案しています。この議論は最近停滞している様子です。柔軟性の大事さを特に感じている人は〈迷い〉や〈窮屈さ〉を少なからず感じているはずです。そうした〈迷い〉や〈窮屈さ〉の理由に迫ることができたら、あるいは・・・。

論点3:プログラム選択(時期・方法)に関して
 時期に関して8810さんは丁度良かったと感じているようでした。実際に幾人かのエントリーを拝見すると「プログラミングをやってISはダメだと思った」といった意見があって、いま槍玉にあげられている「概論Ⅱ」などからきちんと学んだ人もいるようでした。選択方法に関しても上に書いたフレキシビリティの問題と関連がありそうです。

論点4:賛成か反対かに関して(又は新カリにして良かったか)
 まだ賛成意見しか見ていませんが・・・。旧カリキュラムとの比較で語られているエントリーもありました(スモモさんなど)。私も学務にある旧カリ版ReadMeを閲覧したのですが・・・正直、よく分かりませんでした。まだプログラム制も始まったばかりですし、自分たちも授業を受け始めただけなので判断し辛いところではあります(それでも意見を述べろという課題なのですから・・・)。なので旧カリとの比較というのは鋭い着目点だと思います。


その他、「自分がIDを選んだ理由」などのエントリーがありました。またみそウーマンさんは他大学との比較の中で、静大情報学部としてプロフェッショナル養成のための基準をプログラム制の中で導入してはどうかという提案をしています。さくさんの言う”「IDプログラムに行くことで――――――が身につきます」というキャッチフレーズ”を模索するといった観点でも議論ができるのではないでしょうか(勿論IDだけに拘ってはいけませんが)。
上に挙げた他にも色々と論点が考えられます。


そろそろ〈論点〉を意識して議論を進めてはどうでしょうかという提案です。今すぐ論点を絞れという訳ではありませんが・・・・・・。


<コメントをうけての追記>
皆さん、各々のエントリーで「今のところの考え」を意思表示をしてみてください。まだ意見が出尽くしていない節もありますので「保留」でも構いません(保留なら「保留」と意思表示してください)。「○○寄りの保留」でも構いません。7/31までに合意形成しなければならないという縛りがありますから、出来れば早い段階で論点を絞れたらみんなの良い知恵が1つの方向に向かっていくのではないかと考えます(それに議論も明確になるし)。又、「全部の論点で合意形成すればいい」という考えを持っている方はそういう意思表示をすれば良いと思います。新しい論点を発掘するのもアリです。
勿論上に挙げた論点には共通点もあります。柔軟性の問題は突き詰めればカリキュラムのあり方にも関わってきます。決定時期・方法は柔軟性にも関わってきます。「旧カリとの比較」の意見を出すことで、新しい授業の模索にも繋がります(温故知新?)。
ちなみに私はまだ「意見まとめ中」な人もいるので、少し待ってから決めようと思います(保留)が、今のところ「論点1:授業内容のこと」に傾いています。