七夕パーティ・メモ【1】

以前、ウィルキンソン教授の依頼を受けてビデオで発言した事柄を執筆したものです。
大した文章ではないですが、ハードディスクの中で燻らせておくよりは公開した方がいいのではないかと思い立ったので、連載します。
因みに「七夕パーティ」とは、ウィルキンソン教授の授業(パーティのマネージメントを通してコミュニケーションについて体験的に学ぶ)で企画・実行されるイベントのことです。これについてはネ申さま☆さんが結構発言されています。



パーティ・マネジメントと3プログラムからの視点

【1】課題の意味
 「自分のプログラムの視点から見ると、七夕パーティはどのように見えるか」*1について考える前に、情報学部における「コミュニケーションスキルズⅡ-1」の位置づけについて触れなければなりません。
 コミュニケーションスキルズは、IDプログラムで学ばれるコミュニケーション学(コミュニケーション論)とは違い、実社会に出て企業や公的機関等で仕事をする際に必要とされるコミュニケーション技能の習得を目指した科目です。勿論、大学内のサークル活動や研究室での共同作業においても重要な役割を果たします。
 しかしパーティ・マネジメントをただ経験するだけでは完璧ではありません。七夕パーティとは少し毛色の違ったプロジェクトに七夕パーティの経験を生かすことができるでしょうか? またマネジメントのノウハウをチームメンバーに伝えることができるでしょうか?
 コミュニケーションスキルズを大学で学ぶ意味について考えるのが今回の課題なのです。単に実社会に出て役に立つ技能ならば、専門学校でも学ぶことができます。七夕パーティによって得られる(実社会を模した)マネジメントの経験と自分が学んでいるプログラムの専門領域とを結びつけて考えることが求められるのです。
 
 何となく大学で学ぶことと実社会との繋がりが見えにくいですが、七夕パーティの経験と今回の課題を間に挟むことで繋がりが見えてくるのではないでしょうか(↑図参照)。繋がりが見えてくるかどうかは、七夕パーティへの取り組みと課題への取り組み次第です。



つづく

*1:コミュニケーションスキルズⅡ-1のレポート課題