パネルディスカッション終了

鳳凰寺恭子さんが早速リポートしています。


授業前、学生会の人が自転車問題についてアンケートを取っていたけれど、パネルディスカッションを聞くよりもあっちの方がインパクトがあったのではないかと感じます。
自分なりのガバナンスのイメージを掴むこと、自分にとって関心のあるパブリックを自覚すること、何となく繋がっているはずです。


受講者の態度を見た感じ、確かに差が開いている印象を受けました。一方で目を輝かせている人がいて、一方では議論のメモをとるのに一生懸命な人がいて、更に一方では寝ている人もいて、司会としては振る舞いに困る状況でした。もっと煽った方が良かったか。


戦略的に試験問題の話題について触れてみたけれど、受講者の反応の機敏さ(と教員の反応の渋さ)は予想通りでした。その理由について敢えて考察する気はありません。ちょっぴり悲しかったですが。ただ、最後に試験問題について質問した人は偉いと思いました。パブリックな利害を想定して〈代表質問〉した訳ですから(笑)。それが本当にみんなの為になったかどうかは別ですけど。
「広義のガバナンス」ですけど、佐藤先生の試験問題募集という〈お膳立て〉を利用して「自分なりのガバナンスのイメージ」ないし「関心あるパブリック」をぶつけてみるのが面白いと思います。授業後、過去問を見に来た人が数名いましたけれど「過去問の中からピンポイントで試験問題にしよう」という始末。ちょっぴり悲しかったですが。*1
「ガバナンス論」はコア科目ですが、IDの全てではないので、絶望はしません。*2


赤尾先生の「ガバナンスと関係ないことやる訳ないじゃん!」が個人的にヒットでした。
七夕パーティ程ではないにしろ、残酷な授業だなぁと感じます。

*1:「文系は過去問に頼るべきか」みたいなエントリを近々書こうかしら。

*2:大流行の「しかたない」を適用すると、”必修だからしかたない”となる。