心のパフォーマンスも身体から

別に唯物論者ではないですが、「身体」は「心」の在り方を大きく規定しているというのが私の考えです。「病は気から」と言って逆パターンもあり得ますが。身体を構成している物質が健全な調和を保つことで、安定を産みます。これが心の安定に繋がるのです。
スポーツにおいて基礎練習は重要な事柄です。「ボールを追いかけろ!」と監督に怒鳴られても、へばっていては思い通りに運動できません。「チームメイトに迷惑を掛けたくない」とか「優勝したい」といった気持ちがあっても、肉体の限界を超えた活動はできませんし、肉体的な訓練が少ない状態だとボールを追いかけたい精神力(気力や根性)が阻害されやすいのです。これは肉体と精神の争いと言えるのですが、精神が少しでも優勢になるためには肉体の耐久性を上げておかなくてはなりません。
一方で日頃の基礎練習をいかに絶え間なく続けるかという類の精神力(根気)も日常的な煩悩(倦怠欲)に負けてしまいがちです。
夢と理性を動員して体力をつけていきたいと思いました。